君色思い、今が変わらないように

友人Tの店で時間をつぶしながら、時計をみると午後18時半。

あと30分か。

T「タカポン、待ち合わせか?どんな子つかまえたんだよ!」

タカポン「いや、待ち合わせっつうか、ホステスなんだよね。これから飯食いにいって、そのまま店いくのさ」

T「なんだ同伴か〜。でもいいじゃん若い子と飯食いにいけるんだろ〜俺も行きて〜」

Tちゃんはもっぱら合コンとクラブで遊んでいたが、ニュークラも結構行くようだった。
そしてTちゃんの店にはナ○ツネットやススキノマン○クなどのお水系雑誌が常備されていて、お客さんがいない時は常にそれを読んでいた。

T「なに、可愛いの?」

タカポン「めっちゃ可愛い!マジ可愛いよ!見せないけどね」

そんな感じで談笑していると

N嬢
「すすきの着いた

タカポン「おっ着いたみたいだ、じゃあ行ってくるわ〜」

T「お〜楽しんでこいよ」

某鍋料理屋にて食事をして、料理もおいしくて、それなりにたのしいひとときを過ごした。
ただここからが問題だ。
外へ出るとかなり寒かったが、こんどはN嬢に店に移動しなくてはならない。

N嬢の店はすすきのの中でもかなりど真ん中にあるので
どの道を通ったとしてもかなりの人とすれ違う。
いろんな人に見られるのは正直いってあまりよい気分ではない。
連れているのがめちゃくちゃ可愛いN嬢だけれども、N嬢は見るからに夜の子だ。
同伴だというのはバレバレだなぁと考えていた。

まあもうここまで来たら関係ないな。と割り切って
せめて恋人気分になろうと、N嬢の手をすっと握ろうとしてみた。

が、その瞬間

N嬢
「やだっ!!」

ものすごい勢いで振り払われた・゚・(ノД`;)・゚・

タカポン「そ…そうだよね」

この頃から現在までいろいろなホステスとアフターやプライベートで遊ぶことになるのだが、手すら握らせてくれなかったのはN嬢ただひとりだった。

この瞬間にある意味タカポンは現実に戻ってこれたのかも知れない。
そういった意味ではN嬢のこの行動には感謝しなければならない。

そんな出来事もあったのだが、N嬢の店に到着し迷わずVIPルームへ

その後はカラオケなどもしながらグデングデンになるまで飲み続けて、結局お会計9万オーバー
まったく何やってんだろうかと自問自答を繰り返すが、やっぱり通ってしまう男の性。。。
しかし、今日で俺は完全に都合の良いお客さんリストの上位に食い込んだ事は間違いないだろう!
そしてN嬢への想いは逆に沈静化していくのであった。

そんなN嬢は店に行かなくなった後も何年かはメル友として
月に何回かはメールのやり取りをする仲になっていた。
かなり仲がよい方だとは思うが、隙があれば
同伴や店に誘ってくるN嬢はかなりの強者だと思っていた。

この頃は右も左もわからずに、ただただ嵌っていたが
色々な嬢をみるようになって思う事は
やはりN嬢は仕事ができるなあという事だ。

当時でN嬢は給与が月に100〜150万くらいだったらしい。
このレベル稼いでる嬢はすすきのでもそんなにいないらしいので
そんな嬢に遊ばれたんなら仕方ないかなと最近は考えるようにしている。

すすきのでの遊び方を学ぶのにかなり高額の授業料を
払ってしまったが、この後タカポンはすすきの遊びの
レベルを格段にアップさせていくことになる。

N嬢に関しては、今後もちょくちょく登場することになる。

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