M嬢との待ち合わせは無難にすすきのラフィラにします。
時間少し前に着いたはずがM嬢はそれよりもさらに早く着いていた。
予約したお店はラフィラから徒歩3分くらいなのですぐに移動することに。
途中M嬢の手を握ろうか迷ったが、いつもとは違う紳士なタカポンを演出するためにとりあえずはそのまま歩く事に。
すぐに目的地には着いてエレベーターを上がって行く。
窓から夜景が見えるオシャレな店内のダイニングバーのようなお店でムードはバッチリだ!
とりあえずワインで乾杯するタカポンとM嬢。
ここでタカポンの携帯に何やらメールが届く。
某嬢
「タカポンに聞きたいことがあります笑」
なにこの意味深なメール???
とりあえず返信
タカポン
「聞きたいことなに?」
某嬢
「さっき偶然見ました笑」
なに〜〜〜〜!!
まあ狭いすすきのではよくある話だが、女の子と歩いているところを見られるというのは普通にある。
この子はそこまでタカポンが狙っている子で無かったので笑
とりあえず
タカポン
「何を?」
とはぐらかしてみる笑
某嬢
「タカポンを・・・
声かけようと思ったけど出勤前で急いでて笑」
こりゃ確実に見られてますな・・・
すすきのでよく遊ぶ人であればこういう所には細心に注意を払っておいた方が身のためです。
出来ればあまり目立たない場所で待ち合わせをするか、直接お店で待ち合わせをした方が良いかも。
ただでさえキャバ嬢やらニュークラ嬢の知り合いがあちこちにいるので一緒に歩いているところを見られる危険性は多いにある。
出勤時間の7〜9時くらいは避けたいところだが、やっぱり飲み始めの時間てどうしてもそのくらいの時間帯になってしまうのは仕方が無いところだ。
何にしても見られても比較的大丈夫な子だったことだけが幸いなので気を取り直してM嬢と楽しむコトに!
M嬢はお酒が弱いわけではないが、そこまでガンガン飲むタイプではない。ベロンベロンに酔っぱらうところは見たことがない。
ただ、仕事ではなくプライベートでのお食事ということでけっこうなペースで飲んではいた。
だが、如何せんタカポンはお酒が弱いのでM嬢のペースで飲んでしまうとこっちが撃沈してしまう可能性もある。
ということでペース配分に気をつけながら飲んでみる。
会話はいつも通り何気ない世間話からスタートしたが、少しずつプライベートな話題にもなってくる。
タカポンの勘だが、話している感じではどうやらM嬢は本当に彼氏がいないらしい。
(その勘がどのくらいの確率で当たるかという話は今は置いておいて・・・笑)
ただ、現状そこまで彼氏は求めていないと言ってくるM嬢。
はいはい、みんなそういう風に言うんだよね〜でもタカポンくらいになると騙されませんよ〜
お酒も進んで来て本音のトークをし出したら意外と寂しがり屋ってパターンは多いからね〜
なんて事を考えながら色々と深い話をしていき、元カレの話だったり、好みのタイプだったり、理想の彼氏だったり・・・
飲み始めてから90分くらいが経とうとしていた。
意外とお酒が強いM嬢という誤算もありタカポンの方が酔っぱらい気味・・・
ただ、思考回路がおかしくなるほどではないようにセーブしているので何とかこちらのペースに巻き込むよう試行錯誤してみるがM嬢はまったく平気な感じ。
プライベートな話題で大分お互いの仲は打ち解けているように感じていはいるものの、まだ決定的な矢印がこちらに向いているとは判断出来ない状況が続いていた。
そんな中でM嬢がついにもう一段階踏み込んでくる発言をして来た!
M嬢
「この後ってどうする?」
タカポン
「まだ時間も早いしもう一軒行こうか〜」
M嬢
「そだね〜
タカポンに話したいことがあるんだけど、店移ってからにするね〜」
これはまさかの〜〜〜?????告白タイム??????
そんなあま〜〜〜い期待を胸に抱きつつも平静を装いつつ内心ドキドキなタカポン笑
そんなこんなでとりあえずお店を出て次のお店へと向かうタカポンとM嬢・・・
この後どんな展開が待ち構えているかはこのときは想像もしていないタカポンなのである・・・