さすがはN嬢
付かず離れずの絶妙な距離感はメールでもかわらず、数々のテクニックを使って俺を少しずつ、そして確実に自分のペースに巻き込んでくる。
そんなことに慣れていない俺は、いわゆる色恋メールに心躍らせ、毎日ハッピーに暮らしていた。
ある意味幸せな毎日だったのかもしれないけどね(･∀･)
決してお店に誘うことのないN嬢が動きをみせたのは、およそ2週間後の夜だった。
N嬢にとっては都合の良い事にその日は俺の誕生日の前日であった。
夜の11時過ぎにメールの着信音
N嬢「今日なにしてるだっ
」
タカポン「N嬢おつかれさま
今仕事終わったとこだよ 俺に会いたくなったの」
N嬢「誕生おめでとお
そりゃあ会いたいよ
」
タカポン「マジで〜
誕生日覚えてくれてたんだぁ超嬉しいんだけど〜
」
N嬢「覚えてるにかまってんぢゃんか うち帰るの〜
」
タカポン「俺もめっちゃN嬢に会いたいけど、今日は帰るね。」
N嬢「お疲れさま 気をつけてね
」
あっぶね〜！！誘惑に負けるトコだった〜！！
でも最後のメールも無理に誘ってこないのがまた可愛いなぁ
なんて事を考えながら
30分後
ハイ、なぜかN嬢の店に居ました。
席に着くなり
N嬢「ちょっとまっててね」
ボーイとごにょごにょ
数分後…
ボーイ「失礼します。こちらN嬢からです。」
シャンパン登場
惚れてまうやろ〜〜〜〜〜〜〜〜！！！！！！
キャバ嬢に免疫のない俺はN嬢の巧みな作戦によってみごとススキノという街に堕ちてしまたのである。。。。(((( ;ﾟдﾟ)))
シャンパン代は引かれていたが、それ以外の料金は指名・延長しっかり込みで支払いました。
「あれ？誕生日って誰かに祝って貰うもんだと思い込んでいた。」
なんて疑問は微塵もなくニヤニヤして家路につくのであった。
