帰ってからメールをして寝た。
次の日に返信がきたが、さらにそこに返信をした時点で連絡はなくなった。
まぁ所詮フリーで入って、場内したものの延長も1回だけ。
しかも相手は雑誌などにも載ってる売れっ子だけあって、俺みたいな細客は興味がないのかな〜
なんて思っていた。
が、どうしても気になる。
なんでだかわからんが、気になる。
しかし、キャバクラに嵌るなんてテレビの世界だと思っていた俺は、誰にも、またあの店行こう!などと言い出せずに、時は過ぎ去っていった。
そして、2週間くらいがたったある日の仕事帰り。
俺の足は無意識のうちにすすきのへと向かっていた。
店の前まで行くとボーイが立っており、話しかけてきた。
ボーイ「いらっしゃいませ、お一人様ですか?
ご指名はございますでしょうか。」
とても丁寧な対応で、従業員の教育もしっかりしているようだ。
タカポン「あ、あ、あのN嬢を指名でお、お、お願いします。」
ボーイ「N嬢ですね。かしこまりました。少々おまちください。」
それまで場内指名はした事あったが、初めての本指名。
とても丁寧に料金説明をしてもらい、店内へ。
2回目だが、前回と違い一人だったため、こじんまりとした席へと通された。
しばらくするとN嬢登場
N嬢「あれ〜久しぶり〜、来てくれたんだ〜超びっくりだよ」。゚+.(・∀・)゚+.゚
タカポン「俺のこと覚えてた〜?むしょうに逢いたくなってきちゃったよ」
N嬢「そうなんだ〜ありがとう」
などと話していると、すぐにN嬢は呼ばれていなくなってしまった。
しかも、このN嬢雑誌などにも載っていて、かなりの人気らしく複数人お客さんが被っていた。
なかなか戻ってこないのに軽くイラっときたが、そこは小さい人間に思われないように我慢した。
結局、戻ってきて少し喋っては、またすぐ抜かれを繰り返し、と同時に俺も、もっと話したいという衝動から延長を繰り返していた。
しかし、楽しく談笑している中でふと疑問に思うことがあった。
会話の節々で名前を呼ばない。。。
最初は気づかなかったが、あきらかにN嬢俺の名前を忘れている。
しかも、それをごまかそうとしている。
というのが手を取るように分かる。
ここでかっこ良い男なら、わざともう一度名乗るとか、気づかないフリをするんでしょうが、N嬢の会話の不自然さに耐えられなくなり、言ってしまいました。
タカポン「てゆ〜か、俺の名前忘れてるでしょ?」(゚∀゚)アヒャヒャ
怒った感じではなく冗談っぽく言ったのが良かったのか、N嬢も素直に認めて、むしろ壁がとれて話しやすくなり、ここから会話も弾んだように思える。
結局この日は3〜4万くらいのお会計を支払い帰った。
その日以降は、めでたく鴨客に認定されたらしくメールのやり取りが続いた。。。
そしてさらに2週間後。
それは、俺の誕生日の前日のことであった。