春はあけぼの
やうやう白くなりゆく山際、少しあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。
春になると送別会・歓迎会など春は何かと飲む機会も多くなってくるので
朝まで飲んで、日の出とともに帰宅する。顔は具合悪く紫色に変わっているでしょう。
という意味ではもちろんないんだけども、そんな生活をし続けるタカポンです。
そして春につきものなのが人事異動。
夜世界では季節は関係ないのかも知れないが
R嬢の店の黒服が系列店に移動になった。
R嬢のお店ももうすでに1年以上通っていたので黒服も結構仲良くなっていて
新しいお店にも来て下さいと執拗に誘われたので行ってみる事にした。
黒「あっタカポンさん、いらっしゃいませ。
わざわざありがとうございます。
安くしときますんで、いい子見つけて下さいね」
やっぱり持つべきものは黒服だ!
まあこれも黒服の営業の一環であることはわかりきっているのだけど
それでも安く飲めたのはラッキーだった。
お店もホントキレイで高級感もありつつ、広さもそこそこあったので
落ち着いて飲める感じがとても心地よかった。
系列店ということで、R嬢のお店に昔いた嬢などもいたりして
顔見知りだったのでかるく挨拶されたりもした。
ただ、肝心の着いた女の子達は、悪くはないんだけど
いまいちピンと来ない…
行ったのは閉店まで1時間もなかったのだが、焼酎ボトルをサービスしてくれて
さらにフードも出て来て、お値段たったの3,000円という破格の料金!
タカポン
「なかなか良い店だね〜結構気に入ったよ。」
黒
「ありがとうございます。どうですか?良い子はいましたか?」
タカポン
「そうだね〜みんなよい子だったよ〜。今はまだ迷っているかな」
そして次の週にまた行ってみた。
タカポン
「いや〜まだどの子指名するか決めかねてるんだよね〜
もうちょっと他の子も見て良い?」
黒
「もちろんですよ〜今日も安くしておくんで笑」
黒
「ところでタカポンさんはフードのなかでは何が好きですか?」
タカポン
「う〜ん、なんでも食べるけど、軟骨唐揚げかな?」
黒(インカム使って)
「あっ厨房っ厨房!今度からタカポンさんが店の50m手前に見えた瞬間に軟骨唐揚げあげ始めて!笑」
なんてやりとりもありつつ、その日もフリーで入店
そして、ホントに軟骨唐揚げは毎回サービスで出て来るようになった。
まあ売上に結構貢献しているから、これくらいは当たり前か〜。
もっと派手に使っている人なら、もっともっとすごいサービスを受けてるんだろうな〜
と思いつつも、
その日もフリーということで女の子達の必死のアピールが続く。
黒服と仲が良いとみるや、上客の匂いがするのかけっこうなアタックを受けるが
いかにも営業くさいのは苦手なので、いまいち心には響かない。
たしかに可愛い子も多い。
だが、何かが足りない。
今までの指名嬢でいうと
N嬢 3年以上もNo1を張り続けているTHE夜の女
K嬢 No.2~4くらいだが、キャバ助的にどっ嵌ってる魔性の女ノリノリ系
R嬢 No.3~7だが若いのによく接客のできる実力派キレイ系嬢。将来有望
S嬢 ヘルプ担当 素人感満載の天然巨乳ちゃん←後に発覚天然ではなく腹黒www
それぞれ、なかなかの個性の持ち主が揃っている。
なのでどこにでもいるような、当たり障りのない営業スタイルだと物足りなくなってしまう。
という訳で、指名嬢決まらず
その日のお会計1時間でなんと2,000円!!