おさえきれないこの気持ち今

K嬢と合流したあと、少し歩いたところにある
とあるバーにやってきた。
その店は友達同士で何度か来た事があり
店内はわりと広めで落ち着いた雰囲気の店だった。軽く食事をとって、お酒もそれぞれ飲んで気分が良くなってきた。
K嬢はあいかわらず、お酒はよく飲んだ。

久しぶりに会うK嬢はすこしだけぎこちないように感じたが
話しているうちにお互いまた打ち解けていき、次第に笑顔も増えていった。

そして、どちらともなく、例の喧嘩の話になった。

K嬢
「タカポンに言われた時は、すっごいムカついて
なんであんな事言われなきゃなんないの!

とかすっごい思ったんだよ。

でも、時間が経って、落ち着いて考えてみると
やっぱりタカポンの言う事は正しいし
Kの事をこんなに真剣に考えて怒ってくれる人って
なかなか居ないから、すこし嬉しかった。」

K嬢は一言一言、言葉を選びながら話してくれた。

その言葉を聞いた時は、純粋に
人としてこの子はなんていい子なんだなと感じていた。
そして自分自身もすごく嬉しい気分になっていた。

俺も傷つけるようなことを言ってしまってごめんと素直に謝った。

これで二人は完全に仲直りをした。

その後は、店にダーツがあったため、二人でやる事にした。
K嬢はあまりやった事がないというので、少し手前から投げるというルールで
カップルのようにダーツを楽しむタカポン

キャッキャ、きゃっきゃと楽しそうに
はしゃぐK嬢はいつにもまして可愛かった。

結局ダーツはタカポンの圧勝だったが、K嬢はかなり気に入ったらしく
店を出てからも、またやりたいねと楽しそうに話していた。

店を出ると自然と手をつなぐ二人。
時間はもうかなり遅く、次の日も仕事であったが
K嬢と離れたくはないという想いが強かった。

自分的にはかなり良い雰囲気になっていると思ったので
もう少し一緒に居ようと言うと、

「うん」

とK嬢は言った。

そして、K嬢と公園に行って二人で座って星を見ながら
俺はあり得ない行動に出たのである。

タカポン
「連絡がないときもK嬢の事をずっとずっと考えていた。

連絡が来た時はものすごい嬉しかったし、今日は本当に楽しかった。

これからもずっと一緒にいたと心から思う。

K嬢俺の彼女になって下さい。」

まさかのマジ告白!

K嬢はこちらを見つめて少し黙ってから
また一言一言、言葉選ぶようにゆっくりと話し始めた。

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