急にちょっと強引になった俺にびっくりしたのか
K嬢はさっきより酔いがさめてきていた。
最初はテレビなど見てまったりしていたが
そのうち二人の距離も近づいて、いちゃいちゃモードに突入
別にエロ小説ではないので詳細は
特に書かないですが、結果的には
スバラシイ夜でした・・・
K嬢はかなりエロかった。
終わったあとにK嬢はこんな事を言っていた。
K嬢
「タカポン全然手出してこないから
ホモなのかと思った
てかさ〜わたし魅力ないのかと思って
ちょっとヘコんだじゃん」
たしかに、お店ではボケて笑わせることに徹底していたし
アフター中や動物園デートの時などはがっついたりは全くしていなかった。
キャバ嬢もやっぱり普通の女の子なんだなぁと思う瞬間。
考えてみれば二十歳そこそこの女の子なんて
普通は恋愛や趣味に夢中で青春まっただ中。
そこそこお金を貰っちゃって、勘違いする子も多いけど
いったん仕事を忘れれば、まだまだ幼さすら残る女の子なんだなあ
とつくづく実感してしまう。
これはオヤジ化の証拠なのか?
お客の当たりが悪いと、スレたり、
病んだりする子も中にはいるけど
基本的に純粋な心も持ち合わせているのが
キャバ嬢の特徴だなあと思う事がある。
K嬢がただの枕嬢なのかはわからないが
この瞬間はさっきの言葉を俺自身も純粋に受け止めて
なんて良い子なんだろうと考えていた。
ホステス相手にこういう関係になったのが
初めてなタカポンは、まるで自分の女にでもしたような感覚になってしまい
嬢からすればかなりウザいお客さんになっていたに違いない。
それでもK嬢も、今まで以上に仲良くしてくれるようになっていた。
お店にもそこそこ通っていたのだが
プライベートでも遊ぶ機会が増えていった。
これはもう付き合ってると言ってもいいのではないでしょうか?
いや、でもきっとこれが営彼というやつですよ。
だってあなたお店いってるじゃないですか。
そうなのかなあ?
などと答えの出ない自問自答を繰り返していた。
季節は夏になり
二人で海にも行ったし、ドライブもした。
その後はホテルにも行って
端から見れば完全なカップルな二人。
ただ、付き合うとか、好きとか
そういうめんどくさい事は言わないようにしていた。
こっちも大人なので、その辺は暗黙の了解という感じで
微妙な距離の二人の空気がとても居心地が良かった。
今になってみれば、この頃は本当に
「付き合う一歩手前」みたいな一番楽しい時期だったと思う。
恋愛で一番楽しい時期って、こういうお互い意識しているけど
ハッキリしない時期だと思う。
そこから付き合い始めての2〜3ヶ月はもの凄い楽しい。
その後も楽しくできるか、駄目になっていくかは
相性次第だけど、さぐりさぐりな感じは
男であっても、やっぱり楽しいと感じる。
そんなK嬢といよいよボルテージマックスを迎えるべく
一大イベントがやってくるのであった。
二人だけの温泉旅行