と自分では思っていた。ただ、やっぱりK嬢からの連絡は突然来なくなる事が多かった。
ある日ビアガーデンに行こうと約束していたが
当日やっぱり音信不通になった事があった。
昼過ぎから何度も電話したり、メールもしたが音沙汰なしで
夕方になってようやく連絡があった。
K嬢
「お姉ちゃんが、具合悪くて、ついててあげないとだめだから」
なんだその理由？
キャバ嬢特有の無茶苦茶な言い訳。
そんなん通用すると思ってんの？
ってことで、俺マジ切れ！
タカポン
「はぁ何言ってんのお前、フザケんじゃねぇよ！」
大人げのない俺に反省だが、散々待たされたイライラを
ぶつけてしまう人間の小ささ。。。
こんなことが2度3度あったが、俺のK嬢への想いは
日に日に強くなっていく一方だった。
しかし、そんな2人だったがちょっと前から計画していた事があった。
少し前に、お店に行った時に、夏の話になったのである。
夏の想いでなどを話していて、そのうち花火の話になった。
タカポン
「そいえば帯広の花火大会って知ってる？なんか超混むらしいよ」
K嬢
「なんか聞いた事ある〜行った事あるの？( ・Д・)」
タカポン
「いや、行ったことないんだけど、行ってみたいんだよね〜
一緒に行こうか？(≡ω≡．)」
K嬢
「え〜行きたい〜（・∀・）」
そんな会話をしていて、最初の頃は、お得意の社交辞令
だと思っていたが、花火大会が近付くたびに
浴衣の話や、着付け、美容室の話など、リアリティをましていき
俺の心はうきうきモードだった。
朝早くからやってる美容室を二人で探したり
当日のことをいろいろ想像して話しているだけでも
もうすでに幸せだった。
めっちゃ渋滞するとの情報も仕入れていたので
朝一番で美容室に行ってもらい迎えに行く。
有料の特等席をヤフオクでゲット済！
ちょいと高級なホテルを予約済！
など準備万端であった。
それでもほんとに来るのかという不安が
少しだけ胸に残っていたのも事実である。
いままでも彼女と旅行などは、何度となく行っているのに
K嬢との旅行はこれまでにないくらいに楽しみで
遠足の前の日の小学生のようにドキドキが半端なかった。
様々な想いと思惑が交差していたと思うが、いよいよ当日の朝がきた。
