1〜2週間に1回はK嬢に会いに行くようになっていた。
この頃にはかなり仲良くはなっていたが
K嬢はもともとそういう性格なのか
この時点でもメールや電話はほとんどなかった。
逆に言うと営業などはほとんど掛けられていなかった。
そして、久々登場!N嬢の誕生日の日が近づいてきた。
実はK嬢と遊ぶようになった後も何度かN嬢のお店に行っていた。
K嬢から連絡がないときに気を紛らわすために
N嬢のことろへ行くことも多々あった。
N嬢の方も、他の店で遊んでいるという事に
なんとなく気づいている感じで、それでいて怒る訳でもなく
かといってどんどん行って来なみたいな感じでもない。
演技かもしれないが、淋しそうにするだけである。
もし演技だとしても、やはりN嬢はすごいと思う。
男の立場からすると、それが一番良い選択肢な気がする!
怒って
「なんで私以外の女のとこに行くの〜?」
とか
「全然平気だからいってきなよ。とか言われてもムカつくわけだ。」
やはり、N嬢は男心がかなりわかっているな〜
と感心したのを覚えている。
過去の記憶なので時系列的にあっているかわからないが
ちょうどこの頃にN嬢と2度目(最後)の同伴をした。
タカポン
トゥルルルルルル
N嬢
「もし〜電話珍しいね」
キャバ助
「あのさ〜女心はよくわからないんだけど
待ち合わせって何分まで待ってればよい?」
N嬢
「待ち合わせに来ないんだ
とりあえず30分くらいじゃない?
てか、その子多分来ないよ」
タカポン
「だよね〜」
N嬢
「なんかわかんないけど、じゃあ7時に待ち合わせね」
タカポン
「へっ?なんで?」
N嬢
「だって、ごはん食べいく人来ないんでしょ?」
詳しい会話は覚えてないが、N嬢は女が来ないとわかると
すかさず自分の同伴へと誘導した。ような気がする。
何にしても非常に上手い口調で、自然な流れで
同伴の約束をつけられてしまった。
まあ実際N嬢との食事は楽しかったし
いろいろな話もして満足できたので
OKだけどもK嬢の考えは全くわからないままである。
近寄ったかなぁと思えば、やっぱり距離はまだ遠い。
N嬢は押したり、引いたりいろいろしているのがわかったが
色恋なのか友営なのか別として完全に営業だ
というのははっきりとわかっていた。
しかし、K嬢の場合はN嬢の対応とはまったく別だ。
事実休日デートにも成功して、いよいよ客ではないのかな
と思い始めたら、またわからない行動をとり始める。
そして結局店に行ってしまう。
という事はやっぱりこれも営業なのだろうか。
そんな自問自答を繰り返しながらも、K嬢の店に行く回数が増えつつあったので
まずいと思い、自分の中で、2週間くらい様子を見る事を決意した。
ある日の深夜にK嬢から電話が掛かってきたのは
それから2週間は経っていない平日であった。