約束の時間より少し遅れて
K嬢は家から出てきた。
車中ではそれなりに会話も盛り上がり
そのまま動物園へ行った(‘▽’*)ニパッ♪
小学生の頃から何度もきたことのある動物園。
歴代の彼女のうち半数以上は一緒にきたことがあるので
だいたいの動物は見飽きた感じではあるが
それでも、初めてのデートということで心はわくわくしていた。
動物園に付いてゲートをくぐるなり
k嬢は腕を組んできた。
いや腕に絡み付いたといってもいいぐらいに
自分の身体を執拗に密着してきた(゚∀゚)アヒャヒャ
若干歩きにくい感はあったが、動物を見て写メを撮り
はしゃいでる姿はどこにでもいる普通の女の子だった。
俺はデートの楽しさもあったが
本当に楽しそうにしているK嬢の姿を見るのが楽しかった。
ホステスといえどハタチそこそこの女の子。
やっぱり素の表情をみると少し幼くも感じた。
でもその「素の表情」を見れている事が無性に嬉しかった。
夕方から行った為、全部を見て回ることはできなく
それでも満足げなK嬢は店では見る事のできない表情をたくさん見せてくれ
そしてなによりも可愛かった。
はたから見ればただのカップルに見えているであろう。
まあ動物園なので子供連れかカップルしか周りににはいなかったのだが
それでも俺たちが一番素敵カップルだぁ、なんてニヤついていたであろう。。。
動物園は間もなく閉園してしまい、2人でプリクラを撮りに行った。
プリクラに落書きしまくる姿も可愛かった
初デート記念![]()
K嬢は二人の時は本名で読んでいたので
プリクラにも本名を書いていた。
その後カフェに行きまったりと過ごした。
いろんな話をして盛り上がっていたが、K嬢はふと時計を見て
「出勤確認の電話しなきゃ」
と言ってお店に電話をしていた。
楽しい夢のひとときから一気に現実に引き戻された気がした。
多分、いや確実に、この瞬間まで俺はK嬢と付き合っている
もしくはそうなるのも時間の問題な二人。
というような感覚で一日を過ごしていた。
そして、電話をしているK嬢を見ながら
これが色恋営業なのだなぁと考えていた。
ほどなくしてK嬢は出勤時間になったのでお店まで送って行った。
お客さんや黒服とか、あまりそういうのを気にしないのか
店のあるビルの目の前に車をつけた。
そして、K嬢はキスをしてから車から降りた。
その日は中学生に戻ったのかと思うくらい最高に胸が熱くなり
ドキドキしながら家路についたのを鮮明に覚えている。
