トゥルルルルル〜![]()
K嬢
「もしもし![]()
タカポン?
ごめんなさいK本当に悪い事したよね、ごめんなさい」
タカポン
「う〜ん、もういいよ。怒ってないよ」
K嬢
「ほんと?でも本当にごめんなさい」
タカポン
「うん、気にしてないから、また今度遊びに行こう
」
K嬢
「ありがとう、うん今度絶対行こ
約束する
」
タカポン
「てかさぁ、今日俺誕生日ださ
」
K嬢
「うそ〜知らなかった![]()
超めでたいぢゃん
おめでとう![]()
何やってんのぉ?」
タカポン
「今、仕事終わって帰るトコだよ」
K嬢
「そっか。Kはこれから友達とバーベキューするんだ
」
電話の向こうはどうやら車で移動しているらしく
楽しそうな男女の声がかすかに聞こえる…
まさか彼氏もいるんじゃないだろうか。
とか考えていたがなるべく気にしないようにした。
タカポン
「そうなんだぁ、じゃあ楽しんできてね
」
K嬢
「うん、ありがとう
また連絡するねぇ〜
」
そんな感じで電話をきった。
きっとK嬢はこのあと楽しいバーベキューをして
その後は一緒にいる男と![]()
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タカポンの頭の中はそんな妄想で埋め尽くされた![]()
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そしてK嬢からの連絡もないまま1週間が過ぎ去っていった。。。
翌週しびれを切らしたタカポンは再びK嬢の店へと足を運ぶのであった。
もう完全にK嬢のペースになってきている。
このままだとN嬢同様にただの都合の良い客になるだけだと
わかっていてもK嬢のことを思い出すといてもたってもいられなかった。
この頃から、K嬢の事をホステスであるにも関わらず
本気で好きになっていった。
まったく営業はしてこない。
でも店に行くと必ずといっていいほどアフターには行ってくれる。
K嬢的にはメールや電話での営業より、自分の時間を犠牲にしてでも
お客の心をつかめるのでやりやすいスタイルなのだろうか。
とにかく、今の時点ではただの客であることには変わりない。
実際冷静にそんな事を考えられたのはもっと後の話だが
K嬢に嵌ってしまっているタカポンがいるのは紛れもない事実である。
そして、お店へ行き、いつものようにアフターでカラオケ![]()
なんとか次のタカポンの休みの日に
デートをする約束を取り付けるまでに至った。
この段階でお店に行ったときも、アフター中も
それなりにイチャイチャはするものの嫌がるような事はしない
紳士的な態度でK嬢とは接していた。
酔っぱらった時は、思いっきりバカなキャラで
なるべくボケて笑わそうとして
楽しく飲むのが好きなK嬢に合わせて騒いだりした。
前回の不安からか、デートの約束をしていたにも関わらず
デートの前日にもお店に行ってまたお金を使ってしまう有様。
次の日に寝坊しないようにお店が終わると
すぐにK嬢を送って行き、家に帰った。
たった1回のデートをするためになんでこんなことやってるんだろう。
と今振り返ると思ってしまうのだが
盲目になってしまった俺は、全く気付いてなかった。
次の日デート当日である。
同じようにお昼頃にメールをすると今回はK嬢から返信があった。
K嬢![]()
「おはよ
今日はちゃんと起きれたよ
」
タカポンは高まる気持ちを押さえながらもK嬢を迎えに行くのであった。
