遠ざかる二人の距離 追いかけて

普段は穏やかな性格の俺だが、たまにキレるとありえないくらいの暴言を吐くらしい。

酔っぱらっているとなおさらみたいなのだが・・・

K嬢に逢いに行って、かなりブチキレてたので、もの凄い勢いでK嬢を罵った。
全てを聞き入れて、K嬢は逆切れすることもなく、素直に誤ってきた。

そしてそのままアフターへと行く事になった。

カラオケに行ったのだが、K嬢はあり得ないくらいにお酒を飲み、歌いまくった。
俺もけっこうな量を飲んで二人はフラフラ状態。

2〜3時間くらい歌って、店を出るともう外は明るくなり始めていた。
しかし、かなり酔っぱらっていたので、歩くのもままならないK嬢を担ぎながら、近くのホテルへと入った。

部屋に入るとベッドに倒れ込んだ二人。
若い男女がベッドにいたらそりゃあ・・・

事が終わった後のK嬢は何をかんがえていたのだろうか。
妙に明るく、普段以上に喋ってきた。そしてたくさん笑った。

久しぶりにバカな話をして、まるで出会ってすぐのころの様に
単純に一緒に居るだけで楽しい時間を過ごす事ができた。
結局帰ったのは昼くらいだった。
家まで送ったときも明るいk嬢のままであった。

その日も出勤のk嬢はあまり寝れないから遅刻しないか不安になりメールをしたら
ちゃんと起きれたという内容の返事が返ってきた。

そして翌週の事だった。

年末は忙しいから、年が明けたら二人でゆっくり初詣でも行って、また温泉にも行きたいな

そんな話をK嬢にしていたと思う。

K嬢は、そうだね〜行きたいね〜と楽しそうに話していた。

しかし、相変わらず普段は連絡が一切ないK嬢に
なぜかまたイライラしていた俺はカマをかける作戦に出たのだった。
昼頃に、K嬢の出勤前にご飯でも食べに行こう
とメールをしておいたのだが、やはり返信はなかった。

そこで夕方頃に、同伴でもいいんだけどご飯食べたいとメールを送った。

するとしばらくして、K嬢から返信があった。

K嬢
「いいねぇ〜同伴しちゃいますか〜」

そして待ち合わせをして、K嬢を迎えに行き、こう言った

タカポン
「急な仕事が入っちゃった〜ごめん、今日同伴無理だわ〜」

K嬢ひきつった笑顔で
「そ・・そうなんだ、仕方ないよね」

タカポン
「だから、ご飯だけになっちゃうけど大丈夫?

それとも同伴っていったから来てくれたの?」
(わざとこんな事を言って困らせるのが楽しかった。)

K嬢
「そ・そんなことないよ でも時間大丈夫かな」

タカポン
「まだ、時間あるから大丈夫でしょ。じゃあ行こう

ここからさらにお互いの駆け引き&心理戦が激しくなって行く
顔では笑っているが、心の中では
相当いろんな事を考えていたのであろう( ̄▽ ̄) ニヤ

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